内田陽一郎 正倉院草花文様 夾纈染袋帯【未着用品】
¥58,300 税込
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正倉院御物の染織品の中に、三大纈(さんだいけち)と呼ばれる「蝋纈・纐纈・夾纈」という染色方法があります。
蝋纈は柄に蝋で色止めをして染めたもの、纐纈は絞りで柄をつけて染めたもの、そしていまだ謎が多いのが夾纈です。
正倉院裂の中でも「樹下双鳥文夾纈絁(あしぎぬ)」「鹿草木夾纈屏風」など有名なものもあり、私も以前正倉院展で実物を見て感動したのを覚えていますし、その裂は目に焼き付いています。
ほかの上代の染めや織りのほとんどは、その工程や技法が解明されているようですが、夾纈染めだけは現在も解明されていない部分があるそうで、幻の染めともいわれる所以だと思います。
夾纈染めは、型を彫った2枚の木の板に生地を挟んで固定し、部分的に穴をあけて染料を流し込んで染める方法である事はわかっているそうです。
過去にも現在にも、その夾纈染めを独自の技法と工夫を加えながら創作されている作家さんも何人かいらっしゃいますが、こちらはその第一人者ともいえる内田陽一郎さんの作品です。
こちらはお太鼓の模様と同じような、草花の模様の紋織の生地が使われていて、お太鼓のところで利休色と柿渋色に染め分けられて、お太鼓には綺麗に咲く草花の模様が夾纈染で染められています。
お花は江戸茶色や錆御納戸色で、葉は岩井茶色の濃淡で染められ、それぞれに夾纈ならではのぼんやりとした輪郭の線がなんともいえない味わいをもたらしています。
整然と染められた模様に品格のようなものが感じられる、とても素晴らしい帯として完成しています。
こちらの帯ですと、柔らかい素材のお着物にも、趣味系の紬のお着物にも合わせてお召しいただけると思います。
附下などのお着物や、地紋無地、江戸小紋、格高な小紋のお着物に合わせて、お茶のお席や和のお稽古の会などにお召しになるのも良いですし、お食事の会や観劇、美術鑑賞、音楽鑑賞などにお出かけになるのも良いのではないでしょうか。
また訪問着附になったような絵羽紬のお着物と合わされたり、無地系の作家物などのお着物と合わされたり、もう少しカジュアルに、結城紬や大島紬などのお着物と合わされたりするのも良いと思います。
どんなお着物と合わされましても、シックな色使いと夾纈染めならではの上品な華やかさとで、品格のある素敵な装いをお楽しみいただけると思える、大変おすすめの一点です。
未着用品。
地の色は利休色「和色大辞典 #8f8667」https://www.colordic.org/colorsample/8f8667
柿渋色「和色大辞典 #99624d」https://www.colordic.org/colorsample/99624d
花の色は江戸茶「和色大辞典 #b37950」https://www.colordic.org/colorsample/b37950
錆御納戸「和色大辞典 #53727d」https://www.colordic.org/colorsample/53727d
葉の色は岩井茶「和色大辞典 #6b6f59」https://www.colordic.org/colorsample/6b6f59
をご参照下さい。
◆サイズ
長さ:4 m 31 cm / 1 丈 1 尺 4 寸 0 分
太鼓巾:30.8 cm / 8 寸 1 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:なし
◆商品コード:2020000031758
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
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