1/20

重要無形文化財宮古上布 波に花の模様 単衣着物 青山みとも扱【お仕立て替え済】

¥374,000 税込

SOLD OUT

この商品は送料無料です。

沖縄本島から南西に約300kmに位置する宮古島で、地元に自生する苧麻の繊維から生まれる極細の糸で織られる宮古上布は、軽やかに風をはらんで、夏のお着物シーンを美しく彩ります。
宮古島は山のない平坦な地形で、あまり水も豊かではなく、稲作には向かなかったので、琉球王朝時代にも、他の島々は年貢としてお米を納めていたのに対して、宮古島では粟を納めていたそうです。
そして16歳から50歳までの女性は、粟の代わりとして上布を納めていたそうで、それは1600年代から明治の終わり1903年まで続きました。
そういった長い歴史の中で、宮古上布は伝承され、そして進化して、最高級といわれるような織物となっていったようです。

80代の高齢の女性たちが苧麻の糸を巧みに操りながら、絹糸のような艶やかな細く美しい糸を繋いでいきます。
そうやってつくられた糸を、琉球藍と蓼藍が混合された藍によって、繰り返し繰り返し黒に近い色になるまで染められ、そこに染め抜かれた白く小さな絣によって模様が構成されます。
こちらのお着物を見てみても、その絣の小ささには目を見張るものがあり、それだけ糸も細いという事を物語っています。
波のようなうねりのある横の線が連らなって、手をつないでいるような模様が表され、その間に小さなお花の模様が置かれて、シンプルな中にもリズミカルな楽しさのようなものが感じられる素敵なお着物です。

こちらのお着物ですと、いろいろな帯で着こなしをアレンジしてお召しいただけると思います。
夏らしいモチーフが染められた麻素材や生紬などの名古屋帯や、紅型染や型絵染、更紗模様などの工芸的な染めの名古屋帯などを合わされるのも良いですし、科布、葛布、藤布、苧麻の糸で織られたような自然布の帯などを合わされるのも素敵だと思います。
そういった装いで、趣味のお集まりやお友達とのお着物でのランチの会、観劇、美術鑑賞や音楽鑑賞などにお出かけになるも良いのではないでしょうか。
夏の素材の中でも最上級ともいえる宮古上布のお着物で、これからの季節のお出かけが楽しみに思えるような、そんな魅力的な大変おすすめの逸品です。
お仕立て替え済。


◆サイズ
身丈:161.7 cm /4 尺 2 寸 8 分
裄丈:69 cm /1 尺 8 寸 3 分
袖丈:49 cm /1 尺 3 寸 0 分
前巾:25 cm /6 寸 6 分
後巾:30 cm /7 寸 9 分
衽巾:15.8 cm /4 寸 2 分
褄下:76.8 cm /2 尺 0 寸 3 分
袖巾:34.1 cm /9 寸 0 分

◆詳細
状態:お仕立て替え済
付属品:たとう紙

◆商品コード:2020000009856

商品をアプリでお気に入り

●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。

●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。

●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)

●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください

  • レビュー

    (62)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥374,000 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      セール中の商品
        その他の商品