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文羅織 四菱文様 八寸名古屋帯【未着用品】

¥77,000 税込

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「羅」の歴史は古く、中国前漢の紀元前の時代から存在し、日本には7世紀頃に伝えられてきたそうで、正倉院の宝物の「繧繝夾纈羅(うんげんきょうけちのら」」や「茶地鹿花卉丸紋夾纈羅(ちゃじしかかきまるもんきょうけちのら)」などといった裂にも見られます。
「文羅」の織り方は、経糸を両隣の経糸と交互によじりながら、2種類のすき間を作りだす事がベースとなっていて、こうして織られたすき間の大小によって文様が作り出されます。
編み物のように複雑な織物で、高度な技術を必要とするため、15世紀頃には一度途絶えてしまったようです。

それを近年、人間国宝であった北村武資さんや喜多川平朗さんなどの著名な作家さんや、川島織物さんなどが研究され、復元を試みられました。
喜多川平朗さんは1956年に、北村武資さんは1995年に重要無形文化財技術保持者として「羅」の人間国宝に認定されました。
こちらは、柄の構成、生地の張り感、色合いや織り出しなどから、おそらく北村武資さんの作品と思われる羅の帯ですが、少し前の時代のものには銘が入っていませんので、判明いたしません。
資料として保管しておりましたが、シーズン的な面と、最近は品質の良い羅の帯があまり手に入りませんので、今回ご紹介させていただきました。
作者が判明しないため、少々お値打価格とさせていただいております。

少しだけ茶色味のある淡いグレー・胡桃染色の糸で、大小の菱の文様が4つ、お花の花びらのように配置され、それが斜め格子の中に織られて並んだ、とても綺麗な羅織の八寸名古屋帯です。
柔らかい素材のお着物にも、趣味系の紬のお着物にも合わせていただけますので、ご着用範囲は広いと思われます。
絽の無地や小紋のお着物、紋紗や地紋のある夏お召のお着物などと合わせて、お茶のお席や和のお稽古の会などにお召しになるのも良いですし、お食事の会や観劇、美術鑑賞や音楽鑑賞などにも良いと思います。
また、夏大島や夏結城、夏塩沢などの夏紬のお着物や、小千谷ちぢみ、宮古上布、越後上布などの麻素材のお着物と合わされるのも素敵です。
そうした着こなしで、お友達とのお着物でのお集まりや趣味の会、ランチの会、コンサートやお買い物などにお出かけされるのも良いのではないでしょうか。
セミフォーマルな装いでも、お洒落着の装いでも、どんなシーンでも格調高さと品格があり、素敵な装いを演出してくれる大変おすすめの逸品です。
未着用品。

胡桃染「和色大辞典 #a58f86」https://www.colordic.org/colorsample/a58f86
をご参照下さい。


◆サイズ
長さ:3 m 73 cm / 9 尺 8 寸 7 分
太鼓巾:31 cm / 8 寸 2 分

◆詳細
状態:未着用品
付属品:なし

◆商品コード:2020000027935

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