日本工芸会正会員 松原與七 長板中型藍染 松に蔓草模様小紋 単衣着物 三越扱 【未着用品】
¥165,000 税込
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★こちらは
「春の工芸名品展」https://kawanoya.buyshop.jp/p/00019
にて販売予定の商品です。
昔から分業とされていた長板中形の型付と本藍染を一貫して行うという、それまでにない方法を考案、長年に渡って大変なご苦労を重ねられて数々の素晴らしい作品を世に出され昭和55年には、国の重要無形文化財「長板中形」保持者になられた故・松原定吉さんの技術を継承されたご子息のお一人で、十男の松原與七さんは、受け継がれた伝統を守りながら、オリジナリティ溢れる数々の作品を創作し、発表されてきました。
型で糊を置く人と染める人が同じ人であるからこそ、生地とのやりとりが絶妙に柄の善し悪しに現れるという事にこだわられた松原定吉さんが、亡くなられる前に絹に染める事を完成させたかったと言われていたのを、後を継がれた4人のご兄弟で5年をかけて成し遂げられました。
4人のご兄弟は、松原與七さんをはじめとして、その後も研究を続け、試行錯誤を繰り返しながら数々の作品を発表され、日本伝統工芸会でも入選、各賞を受賞されています。
残念な事に、松原與七さんは一昨年87歳でお亡くなりになりました。
こちらは、松原さんの作品の特徴でもある、裏に染まった藍が浸みて、白汚しのようなややグレー味のある綺麗な色になった丹後の一越ちりめん地に、中型の大きさの松の葉と、それに絡まるような蔦の葉のような蔓草模様が小紋附けで染められた、とてもお洒お単衣のお着物です。
単衣でお召しになっても安心な上質な生地に、連続した模様が少し甘さのある明るい藍色で染められて、とても洒脱な江戸前の雰囲気があり、実際にお召しになるときっとさらりと格好の良い着姿になる事が想像できます。
以前に松原さんにお会いした時にも、型染は柄によって糊の硬さを変えなくてはいけないし、絹は動物、藍も糊も植物だから動物の上に植物を載せるのは容易い事ではない、とお話をされていました。
生地とのやりとりは、実際に染めをやり続ける中での勘のようなものが必要となってくるそうですが、そうして美しく出来上がった作品には、やはり他では見られない完成度の高さを感じられます。
こちらのお着物ですと、すくい織や綴れ織などのポイント柄の帯を合わされたり、染めの帯でもポイント柄のものでしたら合わせていただけると思います。
無地感覚の凝った織りのものや、間道や吉野格子、めがね織などの帯も良いと思います。
単衣でもありますので、博多織などの八寸名古屋帯なんかも良いかもしれません。
松の葉が中心のかたまりから、ふわっと広がっていくような表情がお花のようにも見えたり、扇のように見えたり、タンポポの綿毛のように見えたりと、リズミカルな雰囲気がとても素敵です。
藍染めならではのクラシックな良さと、洗練された模様のモダンさとが相まって、本物ならではの魅力に溢れた、大変おすすめの逸品です。
未着用品。
身丈を3cm出す事が可能です。
お直し等につきましてはお気軽にご相談くださいませ。
地の色は薄雲鼠「和色大辞典 #d4dcda」https://www.colordic.org/colorsample/d4dcda
模様の色は藍色「和色大辞典 #1f4e66」https://www.colordic.org/colorsample/1f4e66
をご参照下さい。
◆サイズ
身丈:165.5(+3) cm /4 尺 3 寸 8 分
裄丈:69.3 cm /1 尺 8 寸 3 分
袖丈:50.7 cm /1 尺 3 寸 4 分
前巾:24 cm /6 寸 3 分
後巾:30 cm /7 寸 9 分
衽巾:15.2 cm /4 寸 0 分
褄下:75 cm /1 尺 9 寸 8 分
袖巾:34.8 cm /9 寸 2 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:反端
◆商品コード:2020000025498
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください
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¥165,000 税込
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