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人間国宝 細見華岳 綴れ織 帯締め 手組み 胡粉色地に金 金属糸使用【中古】

¥17,600 税込

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「綴織」の人間国宝・細見華岳作の帯締めが入荷いたしました。
光沢のある絹糸で織られ、胡粉色地に幅を変えながら置かれた金糸の段がきれいなアクセントとなっています。
他にはない高級感で、フォーマルの装いを品良く引き立ててくれる事でしょう。
帯締めにも名工の技が込められた、しっかりとした張りとしなやかさが感じられる逸品です。

総丈(房除く) 約 165 cmです。

移り変わる季節や様々な場面に着物姿のアクセントとして。
小物はいくつあっても困りませんし、コーディネートのアレンジもきいて楽しくなります。
どうぞお気に入りの一点をお探しください。

~つづれ錦の栞~
綴錦は日本独特の織物で、仏教の渡来した今から1300年も昔に、その仏教と共に技術も伝えられたもので「爪で織る銘」といって日本人の持つ指頭の感覚が技となって出来る妙技である。
千余年の間次々と受け継がれ今日にいたった。
その作品は日本はおろか世界でも例を見ない美術織物で伝統芸術の最高をいく貴重なものです。
高度の機械文明の発達したこの現代に、一つの糸と糸とを綴り合わせ莫大な日子を費やす。
この作品には作者の鋭い感覚と熟練された技能と、加えるに根気が必要とされています。
 作品が作者であり、作者がそのまま作品という表裏一体のものなのです。
この綴錦の伝統的技術保存と時代に即した研究を目指し努力を続けています。

【細見華岳】
1922年 兵庫県生まれ。
丹波布で有名な丹波市出身で、昭和の初めより西陣の機屋さんで修業を積まれました。
戦争が近づいたころ、贅沢品を作ったり身に着けたりする事を禁止された時期があったそうですが、それによってなくなってしまった染織文化は加賀縫とよばれる日本刺繍など他にもたくさんあります。
そういった中で綴れ織もやはり贅沢品の極みのようなものであったと思われますが、卓越した技能を持っておられた細見さんは戦争に突入してからも、例外として創作を許されたほどであったようです。
ただその後に徴兵されて満洲へ送られ創作を断念されました。
さらに敗戦後は不幸な事にシベリアに抑留され、言葉にならないほどの大変なご苦労をされたそうです。
1948年に帰国が叶い、お仕事も再開されました。
命ある事に感謝されお仕事へ臨まれる真摯な姿勢やお人柄を、人間国宝である喜多川平朗氏にも、また同じく人間国宝である森口華弘氏にも認められて指導を受けられ、日本伝統工芸会にも出品されました。
1963年より各賞を受賞され、それまでの西陣の綴れ織の常識を変えるほどに少ない色数で、上品で静かな佇まいの中に綴れ織ならではの奥深さを表現され、厳しくも美しい作品を発表され続けられました。
1997年重要無形文化財「綴れ織」の保持者に認定。
2012年1月 1日没。

◆サイズ
長さ:約 165 cm

◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:桐箱

◆商品コード:2020000024095

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