格子模様　草木染　紬　単衣　着物【中古】

緯糸に少し節のある座繰りの紡ぎ糸が、おそらく草木染で先染めされた、淡いグレー味のある味わい深いこげ茶・黄枯茶色と、それより濃い焦げ茶・涅色の糸で、中ぐらいの大きさの格子の模様が織り出され、その涅色の線の縁に細く菜種油色の渋い黄色が縁取るように配置された、質感にも深い色にもとても魅力の感じられる単衣の紬のお着物です。
どことなく沖縄の染織品のような、琉球紬や久米島紬的な要素も見られますが、手掛かりがなく判明しませんでした。
きちんと手紡ぎの糸を草木で染め、手織りで織られたものである事はわかりますので、とても品質は良いといえます。
しっかりとした手織りで織られているようですが、しなやかで軽く、着心地の良さも想像できます。

こちらのお着物ですと、単衣のはじめの頃は、軽めのポイント柄の八寸名古屋帯などを合わされて、その後のシーズンには、季節のものをモチーフにしたような染めの九寸名古屋帯などを合わされるのも良いと思います。
また、紅型染や型絵染、更紗模様などの工芸的な名古屋帯を合わされるのも良いのではないでしょうか。
お友達とのお着物でのお集まりやランチの会、コンサート、展覧会など、様々なイベントで変化のある着こなしをお楽しみいただけることと思います。
品質の良い無地感覚の紬のお着物は、とても重宝して、きっと長くご愛用いただけると思えますので、そういった意味でも、大変おすすめの一点です。

衿裏と居敷当に絹の羽二重が使われたお仕立てとなっています。
身丈を10cm、裄丈を1.5cm、袖丈を3cm出す事が可能です。お直し等につきましてはお気軽にご相談くださいませ。

地の色は黄枯茶（きがらちゃ）「和色大辞典　#765c47」https://www.colordic.org/colorsample/765c47
格子の色は涅色（くりいろ）「和色大辞典　#554738」https://www.colordic.org/colorsample/554738
菜種油色「和色大辞典　#a69425 」https://www.colordic.org/colorsample/a69425
をご参照下さい。


◆サイズ
身丈：159（＋10） cm ／4 尺 2 寸 1 分
裄丈：68（＋1.5） cm ／1 尺 8 寸 0 分
袖丈：47.5（＋3） cm ／1 尺 2 寸 6 分
前巾：28.8 cm ／7 寸 6 分
後巾：32.2 cm ／8 寸 5 分
衽巾：16 cm ／4 寸 2 分
褄下：76 cm ／2 尺 0 寸 1 分
袖巾：34.5 cm ／9 寸 1 分

◆詳細
状態：リサイクル品
付属品：なし

◆商品コード：2020000020080