日本工芸会正会員 城間栄順 「流水に松竹梅」本場琉球藍型 麻着物 【中古】
¥264,000 税込
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沖縄の染織品の歴史は古く、その多彩さは他の地域には見られない素晴らしいものが多くあります。
染めの分野でいいますと、沖縄では唯一といっても良いものが紅型染めで、一般家庭でも行われていた織りとは違い、古くから男性専門の職業として確立され、その技術は紅型を家業とする家にのみ伝えられたそうです。
さらに紅型は、琉球王朝の時代から高貴な婦人の礼装用の衣装として用いられていました。
こちらは、それらを染めていた「紅型三宗家」と呼ばれる城間家、沢岻家、知念家のひとつである城間家を継がれている、城間栄順さんの作品ですが、その中でも特に珍しい、本藍染で染められた藍型の麻のお着物です。
勢いよく流れる流水の線に、絡むように配置された松竹梅と桜の模様が染められていますが、藍の濃淡で染められているため、シルエットのように格好よく表されていて、改めて本藍の色の魅力が感じられます。
白く染め残された梅のお花がとても綺麗なアクセントとなるように計算されていて、「城間の白」といわれる所以が感じられるような素晴らしいデザインです。
使われている麻の生地は、緯糸に手績みの苧麻を使用されている事からも八重山上布と思われますが、藍で浸け染めされている事で、しっとりとした柔らかい質感となっています。
一見では木綿かと思えるような光沢ですので、9月の下旬頃までお召しいただけるのではないかと思います。
全体の小紋付けの模様のため落款等は入っていませんが、こちらの型は、以前にも当店で何度か城間さんにお願いして別注で染めていただいた事のある模様ですので、城間さんの作品であると判断いたしました。
そのため、これほど希少性の高い上布のお着物でありますが、大変お値打価格とさせていただいております。
八重山上布に城間さんの手による藍型の染めのお着物という事が実現しているのも、夏ならではの楽しい夢のように思えます。
肌に馴染むような、着心地の良さそうな質感と、深い藍の色がとても魅力的な、大変おすすめの夏の逸品です。
衿裏には絹の絽が使われていて、居敷当はついていません。
◆サイズ
身丈:158 cm /4 尺 1 寸 8 分
裄丈:69.5 cm /1 尺 8 寸 4 分
袖丈:46.7 cm /1 尺 2 寸 4 分
前巾:23.3 cm /6 寸 2 分
後巾:29 cm /7 寸 7 分
衽巾:15 cm /4 寸 0 分
褄下:75 cm /1 尺 9 寸 8 分
袖巾:35 cm /9 寸 3 分
◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:なし
◆商品コード:2020000018865
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