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むら田扱　アドナラ絣模様　櫛漉き織　全通袋帯【中古】

¥55,000 税込

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藍味のある濃いグレー・藍墨茶色の地に、大小のお花の模様が赤銅色の糸で織り出され、そのまわりは枯野色の淡いグレーベージュの糸で縁取られて、全体の織りは櫛漉き織の技法でよろよろとした味わいのあるものとなった、とてもお洒落な雰囲気の全通の袋帯です。
畳紙に「アドナラ絣」と書かれていますが、インドネシアのイカットもそれぞれの島に個性があり、そのひとつであるアドナラ島の染織品に取材をして復元されたものと思われ、古い外国裂などにも造詣の深いむら田さんのセレクトであることが納得できます。
櫛漉き織は、濡緯（ぬれぬき）織ともいわれ、機織り機の経糸に生糸を張り、緯糸には水に浸して濡れた糸を使って織られたものをいいます。
精練されていない糸は、繊維の周りにタンパク質のセリシンがついていますが、緯糸にこのセリシンのついた生糸を水につけて濡れたまま織り込むため、経糸のセリシンと緯糸のセリシンが接着剤のようになって固定されます。
そうして織りながら櫛で漉いて、ゆらゆらとした遊びのような模様を作っていきますので、櫛漉き織ともいわれます。
大きく隙間がある模様すが、よろけ縞はセリシンで固定されているので結ばれても動いたりはしません。
濡緯は独特のシャリ感と張りのある風合いで、江戸期の高級織物の能装束などにも用いられています。
ゆらゆらとした表情が面白く、魅力となった素敵な帯です。

こちらの帯ですと、趣味系の紬類のお着物に合わされると良いのではないでしょうか。
結城紬や大島紬、塩沢お召、紅花紬、花織の紬やロートン織の紬のお着物などと合わされたり、みじん格子や万筋などの無地感覚の紬のお着物と合わされたりするのも良いと思います。
そういった装いで、趣味のお集まりやお友達とのお食事の会、観劇、コンサート、美術館や展示会、お買い物などにお出かけされるのもお洒落で良いですね。
とても軽くしなやかで、お使いいただきやすそうですし、真冬と真夏以外のシーズンにお召しいただける3シーズン的な要素も持ち合わせています。
こだわりのセンスが感じられ、手機の品質の良さからの品格のようなものも感じられる、とてもお洒落な大変おすすめの一点です。

地の色は藍墨茶「和色大辞典　#2e3033」https://www.colordic.org/colorsample/2e3033
模様の色は赤銅色「和色大辞典　#752100」https://www.colordic.org/colorsample/752100
枯野色「和色大辞典　#d3cbc6」https://www.colordic.org/colorsample/d3cbc6
をご参照下さい。

◆サイズ
長さ：448 cm ／ 1 丈 1 尺 8 寸 5 分
太鼓巾：30.8 cm ／ 8 寸 1 分

◆詳細
状態：リサイクル品
付属品：たとう紙

◆商品コード：2020000041603

▼▼▼ご一緒にガード加工がオススメです！（帯）

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