



















青山みとも扱 「幻の貝紫」 花うさぎ模様 訪問着 袷着物【お仕立て替え済】
¥198,000 税込
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2025年10月18日 10:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
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★こちらは
「秋の工芸名品展」https://kawanoya.buyshop.jp/p/00033
にて販売予定の商品です。
世界的にも、日本国内でも、紫色は古くから高貴な色とされ、皇帝にしか着用が許されない色とも言われていました。
その色を染める代表的な染料は貝紫と紫根だとされていますが、どちらも希少性が高く、珍重されて、租税の対象にもなった時代もあったようです。
紀元前1600年頃に地中海沿岸の都市フェニキアで「貝紫」の歴史は始まり、その不思議で高貴な色をシーザーやアレキサンダーもほめたたえ、女王クレオパトラも好んで身に着けたといわれています。
帝王の色ともいわれた貝紫は、1400年代にローマ帝国の滅亡と共に姿を消してしまい、その後は幻の色として人々に語り継がれるだけでした。
その後、1909年にアメリカの人類学者ゼリア・ナットルの研究によって、メキシコに古代ヨーロッパの貝紫の残存があると発表されました。
メキシコに幻の貝紫が息づいていると知った染色研究家・吉見逸郎さんは、メキシコインディオの協力のもとに、貝紫を絹糸に染めることに成功されました。
ヒメサラレイシという貝を2000個使っても1グラムの染料しか採れない貴重なものです。
その吉見さんと縁のある青山みともさんで、貝紫の記念の展示会が大々的に開かれ、こちらはその時に購入されたお着物だそうです。
小さなエ霞の模様が織り込まれた上質な紋意匠の生地に、少しグレー味のある淡い薄紫・薄色が染められ、上前や肩や袖には大振りな花うさぎの模様が貝紫で染められた、お洒落な雰囲気の訪問着のお着物です。
紫の濃淡で染められていますが、濃鼠色の方の模様は、貝紫で染められた模様を引き立てるようにシルエットのように置かれていて、貝紫色の花うさぎの模様が輝くようにはっきりとその存在を表しています。
独特の綺麗な赤紫・紅紫色は本当に綺麗で、貝紫の魅力にとりつかれた人々の気持ちが少しわかるような気がします。
こちらのお着物ですと、錦織や唐織などのボリューム感のある帯を合わされても良いですし、有職文様や名物裂的な帯を合わされても良いと思います。
ご結婚式の披露宴、式典、パーティーなどにご出席されるのも良いでしょうし、お茶のお席や和のお稽古の発表会などにお召しになるのも良いでしょう。
さらりとお洒落な雰囲気のある訪問着ですので、お食事の会や観劇、音楽鑑賞などにお召しになっても良いと思います。
現在ではメキシコでのヒメサラレイシの採取も禁止されてしまったと聞きましたので、再び幻となってしまったのではないかと思います。
古代へのロマンが感じられて、素晴らしい染織の歴史を感じられるような、希少性の高い大変おすすめの逸品です。
地色は薄色「和色大辞典 #ab9aa2」https://www.colordic.org/colorsample/ab9aa2
花うさぎの色は紅紫「和色大辞典 #994d83」https://www.colordic.org/colorsample/994d83
濃鼠「和色大辞典 #706580」https://www.colordic.org/colorsample/706580
をご参照下さい。
◆サイズ
身丈:168.5 cm /4 尺 4 寸 6 分
裄丈:69.8 cm /1 尺 8 寸 5 分
袖丈:49.6 cm /1 尺 3 寸 1 分
前巾:24.6 cm /6 寸 5 分
後巾:30.2 cm /8 寸 0 分
衽巾:15.2 cm /4 寸 0 分
褄下:82.2 cm /2 尺 1 寸 7 分
袖巾:35 cm /9 寸 3 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:パンフレット、たとう紙
◆商品コード:2020000041047
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください
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