



















重要無形文化財八重山上布 亀甲模様 単衣着物【未着用品】
¥187,000 税込
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昨年、国の重要無形文化財の指定を受けた八重山上布の歴史は古く、他の上布や自然布などと同じく、自然発生的に身近な植物から繊維を採って織物にするといったことから始まったようです。
古くは、自分たちが身に着けるものとして織られたおおらかなイメージの織物であったようですが、人頭税の制度が生まれると、厳しい決まり事がある中で、次第に上質で精巧な織物として変化していき、現代まで受け継がれいるという経緯があるようです。
戦争を挟んだりしながら途絶えそうになったものを、戦後に数人の手によって残され、昭和50年代には石垣市織物協同組合が発足して、若手の後継者が育つようになり、捺染の八重山上布も、括り絣の八重山上布も、数はそう多くはありませんがそれぞれに制作されています。
こちらは自然の麻の色のような練色の地に、淡い焦げ茶・涅色の手括りの絣糸で、大きめの亀甲の模様が9個でひとつのグループになったものが並んで織り出された、とてもおおらかさのある、八重山上布らしいお洒落なお着物です。
八重山上布は八重山に自生する苧麻を使って、緯糸は手績みの糸、経糸は苧麻の糸で織られます。
絣は手括りと捺染の技法がありますが、染料には紅露(クール)や藍、フクギなどの植物染料が使用されます。
こちらのお着物には紅露という蔓草の根のお芋のようなものが使われていると思われます。
宮古上布や越後上布とはまた違った質感で、少し張りのある生地は身体につきづらく、涼しく着心地の良いものとされています。
可愛らしい表情の亀甲の絣が整然と並んで、どこか懐かしく和みを感じられるような、とても素敵なお着物となっています。
こちらのお着物ですと、夏のイメージの模様や秋草などの模様が染められた麻や生紬の名古屋帯や、絽綴れや透かし織の八寸名古屋帯、また紅型染や型絵染などの工芸的な帯を合わされたり、自然布的な無地系の帯を合わされたりするのも良いと思います。
夏ならではのアイテムのひとつでもある麻のお着物にもいろいろな種類がありますが、南の島へのロマンが感じられるような、とてもお洒落な大変おすすめの逸品です。
衿裏には絹の絽が使われていて、居敷当はついていないお仕立てとなっています。
❗❗❗全体的には未着用の良い状態ですが、経年保管によってのりシミのような点が何カ所か見られます。
特別汚れているようなイメージではなく、よく見ると見えるといったものとなっています。
ご着用にはあまり目立たないと思われますが、そのため大変お値打価格とさせていただいております。❗❗❗
身丈を6cm、裄丈を4.5cm(袖巾を2cm)出すことが可能です。
お直し等につきましては、お気軽にご相談くださいませ。
地の色は練色「和色大辞典 #ede4cd」https://www.colordic.org/colorsample/ede4cd
絣の色は涅色(くりいろ)「和色大辞典 #554738」https://www.colordic.org/colorsample/554738
をご参照下さい。
◆サイズ
身丈:159(+6) cm /4 尺 2 寸 1 分
裄丈:64(+4.5) cm /1 尺 6 寸 9 分
袖丈:49.5 cm /1 尺 3 寸 1 分
前巾:24 cm /6 寸 3 分
後巾:30.2 cm /8 寸 0 分
衽巾:16 cm /4 寸 2 分
褄下:75.5 cm /2 尺 0 寸 0 分
袖巾:32.2(+2) cm /8 寸 5 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:反端、品名記載の紙
◆商品コード:2020000037675
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください
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