


















滝沢宏平 重要無形文化財小千谷縮 無地 単衣着物【中古】
¥583,000 税込
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現在では幻といわれるほどに珍しく、滅多に出会うことのない、重要無形文化財の小千谷縮のお着物が入荷いたしましたので、ご紹介させていただきます。
2009年に越後上布と共にユネスコの無形文化遺産に登録された小千谷縮ですが、越後上布と同じく経緯ともに手績みの苧麻の糸が使われます。
手績みの苧麻の糸は、福島県の昭和村で採れた青苧(苧麻)を、非常に細く、髪の毛ほどの太さに手で裂いて、手で績み、長い1本の糸にしていきます。
その工程だけでも一反分の糸をつくるのに半年近くかかってしまうほど、大変な作業です。
経糸には1000本から1400本の糸が使われ、小千谷縮はそれに強い撚りをかけた緯糸を使って地機で織られます。
撚りがかかった糸を織るため、非常に神経を使う作業となりますし、もちろん卓越した技術を持った方にしかできないものです。そうして織られた布を、湯揉みして仕上げられますが、こと湯揉みによって独特の細かいシボが生まれます。
小千谷縮は江戸時代の中期に考案されたそうですが、大変涼しく着心地が良いことからとても好評で、販路は全国的に広がっていき、年間生産反数が30万にものぼった時期もあるそうです。
人口も、江戸より越後の方が多かった時代があると現地の方が話されていました。
それでも、40年前には150反あった越後上布の年間生産反数も「現在は20反を切るくらいくらいでしょうか」とお聞きして驚いてしまいましたが、重要無形文化財の小千谷縮はその中でも2反か3反になりますので、いかに希少性が高いかということがわかります。
たおやかな質感と少し張りのある光沢の良い生地は、手に載せると独特の気品のある透け感で、とても美しく目に映ります。
少し黄色味のある綺麗なベージュ・練色の無地となっていますので、帯は自由自在にいろいろなものを合わせていただけると思います。
季節のものをモチーフにしたような友禅染めの麻の名古屋帯や、紅型染や型絵染、更紗模様などの帯、透かし織や絽綴れの帯も良いですし、麻の織り柄の帯を合わされたり、芭蕉布や八重山上布などの帯を合わされたりと、幅広く合わせていただけると思います。
底光りするような綺麗な無地の輝きがとても魅力的で、身に着けることが嬉しく思えるような、独特の存在感のある、とても素晴らしい大変おすすめの逸品です。
衿裏には絽の麻の生地が使われていて、居敷当はついていないお仕立てとなっています。
身巾は、裾に向かって少し狭くなるようなスマート仕立てとなっています。
身丈を10cm出すことが可能です。
お直し等につきましては、お気軽にご相談くださいませ。
練色「和色大辞典 #e6d8b8」https://www.colordic.org/colorsample/e6d8b8
をご参照下さい。
◆サイズ
身丈:160(+10) cm /4 尺 2 寸 3 分
裄丈:67.5 cm /1 尺 7 寸 9 分
袖丈:47 cm /1 尺 2 寸 4 分
前巾:25 cm(裾は23.5cm) /6 寸 6 分(裾は6寸2分)
後巾:30 cm(裾は29.2cm) /7 寸 9 分(裾は7寸7分)
衽巾:15 cm /4 寸 0 分
褄下:76 cm /2 尺 0 寸 1 分
袖巾:34 cm /9 寸 0 分
◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:証紙、反端、タグ
◆商品コード:2020000037637
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください
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