


















重要無形文化財越後上布 蘭の花模様 単衣着物【未着用品】
¥286,000 税込
SOLD OUT
この商品は送料無料です。
「苧麻」と呼ばれる、上布の原材料であるイラクサ科の植物からむしは、福島県の昭和村で栽培されています。
採取された青苧(苧麻)の糸は越後に運ばれ、そこで手で非常に細く裂いて、手で績んで1本の長い糸にされますが、それは本当に気の遠くなるような細かな作業となります。
そうしてできた手績みの苧麻の糸に、図案に沿って手括りで絣を括り、染めた糸を地機で手織りし、できあがった布を雪晒しするといった、60以上にも及ぶ工程を経てようやく越後上布は完成します。
現在では重要無形文化財の越後上布の年間生産単数は20反になるかならないかだと思いますが、30年くらい前までは100~200反くらいはつくられていたようで、苧麻の糸も豊富にあったといわれています。
その当時は良い糸を選んで織ることができたということですが、こちらはその時代のものと思われる、特別に糸が良い経緯手績みの苧麻で織られた、希少な越後上布のお着物です。
さらに、現在ではありえないような絵絣が織り出されています。
数年前に、この質感の糸で同じタイプの絵絣の鈴木苧紡庵さんの反物を扱ったことがありますが、それとよく似ていて、おそらくこちらも苧紡庵さんの作品ではないかと思われます。
いずれにしても、絵絣の越後上布が実現していることが凄いと改めて思えるような、そしてその美しい佇まいにうっとりとしてしまうような、素敵なお着物となっています。
こちらのお着物ですと、季節のものをモチーフにしたような友禅染めの麻などの帯を合わされたり、紅型染や型絵染、更紗模様などの帯を合わされたり、絽綴れや透かし織などの帯を合わされたり、自然布的な凝った素材の無地系の帯を合わされたりするのも良いと思います。
こんな希少性の高い越後上布を普段着にされる贅沢感はとても素敵だと思います。
藍鼠色系で織り込まれた、のびやかな蘭の姿も涼しげで、スマートな着姿を演出してくれることと思います。
自然の麻の色がそのままに使われていて、ナチュラルな雰囲気もあり、重要無形文化財の越後上布ならではの透け感と質感がとても魅力的な、とても素晴らしい大変おすすめの逸品です。
未着用品。
衿裏には平織の麻が使われていて、居敷当はついていないお仕立てとなっています。
身丈を7cm出すことが可能です。
お直し等につきましては、お気軽にご相談くださいませ。
地の色は亜麻色「和色大辞典 #d6c4ab」https://www.colordic.org/colorsample/d6c4ab
絣の色は御召茶「和色大辞典 #43676b」https://www.colordic.org/colorsample/43676b
錆鼠「和色大辞典 #47585c」https://www.colordic.org/colorsample/47585c
をご参照下さい。
◆サイズ
身丈:163(+7) cm /4 尺 3 寸 1 分
裄丈:69 cm /1 尺 8 寸 3 分
袖丈:52.2 cm /1 尺 3 寸 8 分
前巾:24.6 cm /6 寸 5 分
後巾:30.4 cm /8 寸 0 分
衽巾:15 cm /4 寸 0 分
褄下:75.6 cm /2 尺 0 寸 0 分
袖巾:34.8 cm /9 寸 2 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:なし
◆商品コード:2020000037613
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください
-
レビュー
(72)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥286,000 税込
SOLD OUT