














日本工芸会正会員 松原與七 長板中形藍染 鯉の模様 麻名古屋帯【未着用品】
¥69,300 税込
SOLD OUT
この商品は送料無料です。
★こちらは
「春の工芸名品展」https://kawanoya.buyshop.jp/p/00028
にて販売予定の商品です。
手績みのシャリっとした質感の本麻の生地に、滝を昇る鯉の姿が躍動感たっぷりに描かれ、その傍らには牡丹のお花が咲いている、華やかさの感じられる長板中形藍染の九寸名古屋帯の作品です。
全通で染められていて、お太鼓や前柄になるところには丹殻と思われる染料で色付けがされ、素敵なアクセントとなっています。
残念なことに一昨年亡くなられた松原與七さんが残された作品が数点入荷しましたので、ここのところ順番にご紹介させていただいておりますが、こちらは麻素材に染められたものとなっています。
落款は入れられておりませんが、最後まで手元に置いておかれた記念のものということもあり、この機会に是非ご覧いただきたいと思います。
帯はお仕立て上がりの状態で置いておかれたようで、こちらも九寸名古屋帯のお仕立てとなっています。
麻素材のものは少なく、生地も大切に扱われていたのだと思いますが、こちらはタレの裏側のタレ先から約10cmのところと、手先から約112cmのところに継ぎが入った形となっています。
そういった生地にも、丁寧にきちんと力強い染めをされるという心遣いが感じられて、なんとなく嬉しく思えたりします。
松原4兄弟は、お父様である人間国宝であった松原定吉さんの後を継がれ、伝統の技法を守りながらも新しいことに挑戦され、それぞれに個性のある素晴らしい作品を残されました。
松原さんのところでは、藍の甕も大切にされ、すまし建てといわれる、不純物をすべて取り除いた、藍の染料の上澄みだけを使われて、丁寧に何十回も藍甕をくぐらせて、こちらのような綺麗な透明感のある藍色に染めていかれます。
もうこういった綺麗な藍色の作品をつくられる方がもういらっしゃらないのだと思うと、とてもさみしく思えたりします。
「登竜門」とも表現される鯉の滝登りの柄は、縁起の良い図柄としても好まれてきましたが、こちらはある程度の大きさもあり、躍動感の感じられる素晴らしい帯となっています。
単衣時期の後半から盛夏を通して、秋単衣の頃まで、趣味系の紬類のお着物に合わせてお召しいただけると思います。
生紬などのさらっとした質感のお着物や、結城ちぢみ、小千谷の絹ちぢみ、塩沢お召などの単衣と合わせて、その後のシーズンには夏大島や夏結城、夏塩沢、絹芭蕉などの夏紬系のお着物と合わされると良いと思います。
小千谷の麻のちぢみや宮古上布、越後上布などの麻素材のお着物と合わされるのも良いのではないでしょうか。
これからの季節にすぐお召しいただけて、ご着用期間も長く、そして藍の色も美しく、勢いの感じられる模様がとても素晴らしい、大変おすすめの逸品です。
全体的には未着用のとても良い状態です。
❗❗❗文中でもご説明しておりますように、タレの裏側のタレ先から約10cmのところと、手先から約112cmのところに継ぎが入ったお仕立てとなっています。
ご着用には出ないところですので問題ないと思われますが、そのため大変お値打価格とさせていただいております。❗❗❗
舛花色「和色大辞典 #5b7e91」https://www.colordic.org/colorsample/5b7e91
をご参照下さい。
◆サイズ
長さ:372 cm / 9 尺 8 寸 4 分
太鼓巾:30.5 cm / 8 寸 1 分
前巾:15.3 cm / 4 寸 0 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:なし
◆商品コード:2020000036043
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイド(https://kawanoya.buyshop.jp/p/00001)をご参照ください。
-
レビュー
(69)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥69,300 税込
SOLD OUT