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株式会社白たか織 白たかお召 カ絣模様 胴抜き仕立着物【中古】

¥198,000 税込

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山形県の最上川上流にある白鷹町で織られる「白たかお召」は、撚りの強くかかった糸をしっかりとした打ち込みで織った弾力性と、それによって生まれる軽くしなやかでさっぱりとした着心地、さらに着崩れしないで皺になりにくく丈夫であること、また独特の技法で染められた絣の柄の美しさに定評があり、単衣のお着物としても人気が高く、本場結城紬と並んで根強いファンが多くいらっしゃいます。
絣織物の産地としては日本で一番北に位置する事から、北限の絣ともいわれる白鷹の織りの歴史は古く、1600年頃から絹織物が織られていたそうですが、1800年頃には上杉藩主であった上杉鷹山公の産業奨励策として町の産業として根付いたようです。
その後、明治期まで絣の織物を生産されていましたが、織元のひとつである小松織物さんが中心となり、明治後半には足利の技術者から学んだ“板締め”の技法を独自に導入し、精緻な絣模様を実現させました。
そして昭和4年に強撚糸を織り込んだ「白たかお召」を誕生させました。

明治41年に創業された白たか織さんでも、板締め小絣の技術は昭和10年代に導入され、白たかならではの細かい絣の作品をつくられてきました。
白たかの特徴でもある絣の模様は、柄に合わせて溝を掘ったブナの木の型に、織る前の糸を巻き付けたものを何層にも重ねて、ボルトで締めて、それに熱した染料をかけて染める、ぶっかけ染めという方法で染められます。
板と板に挟まれて重なった部分は染料が入らず、溝の部分は染料が通ることで染まる独特の板締めの技法です。
そうやって染められた糸を機にかけて、手織りで細かい絣を合わせながら織られていきます。

こちらは少しだけ藍味の感じられる黒に近い濃いグレー・藍墨茶色の地に、絹鼠色の蚊絣が全面に織り出された、とてもお洒落な雰囲気のお着物です。
手元で触れて見ているだけでも着心地の良さが伝わってくるような、しなやかでありながら張りのある独特の質感が大変魅力的に感じられます。
こちらは胴抜き仕立てといいますか、おそらく裾さばきをさらに良くされたかったのか、お洒落さを演出されるためか、黒地に小さなだるまさんの模様の八掛がつけられたお仕立てとなっています。
これはこれでお洒落な雰囲気があって良いかと思われますが、もし完全な単衣にされたいといったご希望がございましたら、八掛と袖口きれをはずすお直しの加工は12,100円(税込)で承ります。

白たかお召ならではの独特の質感に、小さな蚊絣の模様が織り出されて、それがひとつの個性となって輝いているような、お洒落着でありながらも高級感の溢れる、そして希少性も高い大変おすすめの逸品です。

衿裏には絹の羽二重が使われています。
パールトーン加工が施されています。

地の色は藍墨茶「和色大辞典 #2e3033」https://www.colordic.org/colorsample/2e3033
絣の色は絹鼠「和色大辞典 #dddcd6」https://www.colordic.org/colorsample/dddcd6
をご参照下さい。


◆サイズ
身丈:171.5 cm /4 尺 5 寸 4 分
裄丈:70.5 cm /1 尺 8 寸 7 分
袖丈:53.2 cm /1 尺 4 寸 1 分
前巾:28.5 cm /7 寸 5 分
後巾:32.3 cm /8 寸 5 分
衽巾:15 cm /4 寸 0 分
褄下:79.4 cm /2 尺 1 寸 0 分
袖巾:35.6 cm /9 寸 4 分

◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:証紙、反端

◆商品コード:2020000035435

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