日本工芸会正会員 石塚美枝子 「清香」 諸紙布 花織 八寸名古屋帯【未着用品】
¥132,000 税込
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この商品は送料無料です。
経緯とも象牙色の紙の糸でたおやかに織られた紙布の地に、可愛らしい花織が織り出された、とても清楚でお洒落な無地の八寸名古屋帯です。
こちらは証紙等はついていませんが、当店で石塚さんの個展を開催させていただいた折に、お客様からのリクエストもあり、紙布の白の無地の帯を織ってほしいとお願いして、少しずつ違ったものを3点織ってくださった作品です。
その中の1点をお求めになったお客様が、ご着用されないまま保管されていて、今回他にもいろいろとお譲りいただいたもののひとつです。
石塚さんは、京都の川島テキスタイルスクールで織りを学ばれた後、風通織と紙布織の権威である桜井喜一さんと貞子さんに師事して技術を学ばれました。
紙布は本当に大変な織物で、手漉きの和紙に細い切込みを入れて、手でこすりながら紙縒りのような状態にしたものを、繋いでいって糸にします。
昔は男性、特に武士のお仕事だったようで、石の台の上でコロコロと紙をこすっていく作業は力と根気が必要で、手を氷水で冷やしながら行われるそうです。
その糸を経緯に使って、機にかけて織るという事も非常に神経を使うそうで、切れないように、緩みすぎないようにと、糸の張り方などの加減が難しいそうです。
以前に取材でお伺いした時にも、ひとつずつ丁寧にお仕事をされている様子がとてもわかりやすく伝わってきました。
こちらの帯はその紙の糸で、花織を入れて織られていて、さらに段々に銀糸が入れられていますが、「個性を出すために、アクセントに銀糸を入れてみたのですよ」と石塚さんがお話をされていて、その銀の糸がお太鼓の形にされるとキラッと光って、さりげない華やかさとなるのがとてもお洒落で素敵です。
こちらの帯ですと、単衣の頃から盛夏を通してお使いいただけると思います。
単衣の紬系のお着物とも、夏大島や夏結城、夏塩沢、夏琉球絣などのお着物とも合わせられますし、小千谷ちぢみや宮古上布、越後上布などの麻のお着物とも合わせていただけると思います。
軽くてとてもお使いいただきやすい質感となっています。
連なるように入れられた花織の模様が、とても変化のある表情となって、また銀の糸がキラッと光る素敵なアクセントとなった、とてもお洒落で大変珍しいおすすめの逸品です。
手先から約38cmまで半分に折ってかがられた、松葉仕立となっています。
❗❗❗全体には未着用のとても良い状態ですが、手先から約130cmの胴の裏面に、うっすらと紅色の染料のようなものがついています。(最後の画像をご参照ください。)
ご着用には全く問題はないと思われますが、そのため少々お値打価格とさせていただいております。❗❗❗
【石塚美枝子】
染織家・伝統工芸会正会員
1961年 埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ
造形関係の短大を卒業後、京都の川島テキスタイルスクールで染織を学ぶ
研究者・桜井喜一・貞子両名に風通織・紙布織を師事
1991年 第38回日本伝統工芸展 初出品・入選
2001年 日本工芸会正会員認定
2011年 第45回日本伝統工芸染織展 東京都教育委員会賞 受賞
その他受賞歴多数
象牙色「和色大辞典 #f8f4e6」https://www.colordic.org/colorsample/f8f4e6
をご参照下さい。
◆サイズ
長さ:3 m 89 cm / 1 丈 0 尺 2 寸 9 分
太鼓巾:32 cm / 8 寸 5 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:なし
◆商品コード:2020000028871
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイド(https://kawanoya.buyshop.jp/p/00001)をご参照ください。
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