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内田陽一郎 正倉院裂文様 夾纈染袋帯【未着用品】

¥74,800 税込

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★こちらは
「春の工芸名品展」https://kawanoya.buyshop.jp/p/00019
にて販売予定の商品です。

正倉院御物の染織品の中に、三大纈(さんだいけち)と呼ばれる「蝋纈・纐纈・夾纈」という染色方法があります。
蝋纈は柄に蝋で色止めをして染めたもの、纐纈は絞りで柄をつけて染めたもの、そしていまだ謎が多いのが夾纈です。
正倉院裂の中でも「樹下双鳥文夾纈絁(あしぎぬ)」「鹿草木夾纈屏風」など有名なものもあり、私も以前正倉院展で実物を見て感動したのを覚えていますし、その裂は目に焼き付いています。
ほかの上代の染めや織りのほとんどは、その工程や技法が解明されているようですが、夾纈染だけは現在も解明されていない部分があるそうです。
染織品を通して古代に思いを馳せるような、とてもロマンティックなお話だと思えます。
過去にも現在にも、その夾纈染を独自の技法と工夫を加えながら創作されている作家さんも何人かいらっしゃいますが、こちらはその第一人者ともいえる内田陽一郎さんの作品です。
今回のイベントに、何点かご紹介できますのを嬉しく思っております。

こちらは経緯に少しだけ節があり、程よい光沢のあるサラッとした紬の生地が、お太鼓の柄の部分で、利休鼠色のグレーと鉄御納戸色の淡い藍で染め分けられて、お太鼓には大きな花の輪を背景にした2羽の尾長鳥が向かい合う様子が夾纈染で表された、大変品格のある素晴らしい袋帯です。
シックなオレンジ味のある茶・胡桃色とワイン系の赤・葡萄茶色で染められた可愛いお花や緑の葉が茂る楽園のような場所に、とても優しい目をした鳥たちが佇んでいる様子は本当に平和で穏やかな印象で、夢の世界を表しているようです。
それは他の染色技法とは違った、夾纈染ならではの表現だからこそ生まれるものかもしれません。

こちらの帯ですと、柔らかい素材の附下や地紋無地、格高小紋、江戸小紋などのお着物にも合わせていただけますし、お洒落着的な要素のある工芸的な紬のお着物とも合わせていただけると思います。
お茶のお席や和のお稽古の会などにお召しになるのも良いですし、お食事の会や観劇、美術鑑賞、音楽鑑賞などにお召しになるのも良いのではないでしょうか。
格調の高さと洗練されたお洒落感が、素敵な装いを演出してくれそうな、大変おすすめの一点です。

地の色は利休鼠「和色大辞典 #62665b」https://www.colordic.org/colorsample/62665b
鉄御納戸「和色大辞典 #475966」https://www.colordic.org/colorsample/475966
鳥の色は紅消鼠「和色大辞典 #524748」https://www.colordic.org/colorsample/524748
花の色は胡桃色「和色大辞典 #a86f4c」https://www.colordic.org/colorsample/a86f4c
葡萄茶(えびちゃ)「和色大辞典 #6c2c2f」https://www.colordic.org/colorsample/6c2c2f
葉の色は老竹色「和色大辞典 #536646」https://www.colordic.org/colorsample/536646
をご参照下さい。


◆サイズ
長さ:4 m 57 cm / 1 丈 2 尺 0 寸 9 分
太鼓巾:31.6 cm / 8 寸 4 分

◆詳細
状態:未着用品
付属品:なし

◆商品コード:2020000025566

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