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人間国宝 喜多川俵二 向松喰鶴文様 紹巴織開名古屋帯【中古】

¥49,500 税込

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こちらは重要無形文化財「有職織物」の技術保持者である喜多川俵二さんの、向鶴の模様が紹巴織で織り出された九寸名古屋帯の作品です。
室町時代から500年続く織屋である俵屋さんの当主で、父であり同じく人間国宝であった喜多川平朗さんからの教えを受け、伝統を守りながら独自の研究と創作を続けてこられました。
俵屋さんは能装束に用いられる唐織や、公家装束や調度に用いられる有職織物などを得意とされる織屋さんです。
帯にも独特の格調があり、身に着けますと大変品格のある装いを実現してくれる素敵な作品を数多く作られていましたが、残念な事に帯の制作は数年前におやめになったと聞きました。

明るいオレンジ味のあるベージュ・丁子色の地に段が取られ、琥珀色の淡い朱色や青白橡色の薄緑、似せ紫色の濃い紫などの糸で、松の枝をくわえた向鶴の文様と、金床のような、金工師が使う作業台のようなものが雲の文様で形作られて織り出された、紹巴織の九寸の開名古屋帯です。
向松喰鶴文は有職文様のひとつで、正倉院御物にも見られるペルシャから渡って来た花喰い鳥の文様を、平安時代に和風にアレンジされ、吉祥文様でもあったようです。
色使いといい、文様の表し方といい、一目見てそれとわかる個性と品格のある素晴らしい作品だと思います。

地紋無地や江戸小紋、小紋などのお着物と合わせて、お茶のお席や和のお稽古の会などにお召しになるととても良いのではないでしょうか。
また、お食事の会や観劇、美術鑑賞、音楽鑑賞などにお召しになるのも良いと思います。
有職文様の帯としては華やかさのある色使いですので、あまり堅苦しくお考えにならずに、いろいろなお着物と合わせていただけると思います。

胴の裏面に、薄手の白い木綿の生地が使われた、開名古屋帯のお仕立てとなっています。
❗❗❗表になる部分はとても良い状態ですが、お太鼓の返りになる部分に、少し色の濃くなった点のようなものが2カ所くらい見られます。(最後の画像をご参照ください。)
また、胴の裏地にも小さな点が2、3カ所見られます。
ご着用には全く問題はありませんが、そのため少々お値打ち価格とさせていただいております。ご了承くださいませ。❗❗❗

地の色は丁子色(ちょうじいろ)「和色大辞典 #e6c493」https://www.colordic.org/colorsample/e6c493
段の色は榛色(はしばみいろ)「和色大辞典 #ccb17a」https://www.colordic.org/colorsample/ccb17a
鶴の色は琥珀色「和色大辞典 #cc8b52」https://www.colordic.org/colorsample/cc8b52
模様の色は青白橡(あおしろつるばみ)「和色大辞典 #87a876」https://www.colordic.org/colorsample/87a876
似せ紫「和色大辞典 #663d50」https://www.colordic.org/colorsample/663d50
をご参照下さい。


◆サイズ
長さ:3 m 65 cm / 9 尺 6 寸 6 分
太鼓巾:30.4 cm / 8 寸 0 分

◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:なし

◆商品コード:2020000024644

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