日本工芸会正会員 城間栄順 「鶴亀蔓草文」 本場琉球藍型小紋 袷着物 【中古】
¥330,000 税込
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★こちらは
「爽やかな秋のよそほひ展」https://kawanoya.buyshop.jp/p/00016
にて販売予定の商品です。
沖縄の染織品は、織に関しましても絹に限らず麻・芭蕉といった素材の豊富さと、絣織から絽織、花織といった種類の多さがありますし、染めに関しましても紅型染めという独特の技法やデザイン、色彩の豊かさは、他の産地には見られない多彩さで、それがまた日々進化していっているということには素晴らしく、驚きを感じさせられます。
紅型の染めのものは、琉球王朝の時代から高貴な婦人の礼装用の衣装として用いられていました。
その紅型染めは、一般家庭でも行われていた織りとは違い、古くから男性専門の職業として確立され、その技術は紅型を家業とする家にのみ伝えられたそうです。
こちらは、それらを染めていた「紅型三宗家」と呼ばれる城間家、沢岻家、知念家のひとつである城間家を継がれている城間栄順さんの作品ですが、その中でも特に珍しい、本藍染で染められた藍型の総柄の小紋のお着物です。
少し明るめの藍の地染めに、濃い藍色で蔓草の枝が全体に染められ、所々に菊のお花が白く染め抜かれ、それと並んで繭のような形が取られた中に、鶴や木の葉、そして向かい合う亀などの模様が全て藍の濃淡で描かれています。
こちらの図案は、第二次世界大戦の地上戦で焦土と化した那覇市で、大変なご苦労の中、戦後の紅型の復興に多大な功績を遺された、紅型の名匠である城間栄喜さんが考案されたもので、図録にも掲載されています。
こちらは作品の時代的に、その型を城間栄順さんが本藍染で染められたものと思われます。
城間の白といわれるように、藍染をベースにして白く染め抜かれた菊のお花の存在がとても効果的に表れていて、総藍染でありながら重苦しくない、涼やかで風の通り抜ける様な清涼感が感じられる素晴らしい作品です。
こちらのお着物ですと、すくい織のポイント柄のようなお洒落袋帯や名古屋帯を合わされたり、凝った織りの紙布などの無地感覚の帯を合わされたり、または間道や吉野格子の様な工芸的な帯を合わされたりすると良いと思います。
染めの名古屋帯でしたら、ポイント柄のものを合わされるのも良いと思います。
重めの上質な一越ちりめんの生地に染められていて、藍染ならではの少し張りのある質感となっていますので、きっと着心地が良いのではないかと思います。
紅型染ならではの個性的な図案と、藍染の深い味わいがミックスされて、重厚ながらも楽しさのある素敵なお着物となっています。
お気に入りの帯を合わせて颯爽と街へお出かけいただきたい、大変おすすめの素晴らしい逸品です。
身丈を6cm出す事が可能です。お直し等につきましてはお気軽にご相談くださいませ。
地の色は藍色「和色大辞典 #0d374d」https://www.colordic.org/colorsample/0d374d
模様の色は薄縹(うすはなだ)「和色大辞典 #3e6280」https://www.colordic.org/colorsample/3e6280
濃藍「和色大辞典 #0a1633」https://www.colordic.org/colorsample/0a1633
生成り色「和色大辞典 #fbfaf5」https://www.colordic.org/colorsample/fbfaf5
をご参照下さい。
◆サイズ
身丈:166(+6) cm /4 尺 3 寸 9 分
裄丈:69 cm /1 尺 8 寸 3 分
袖丈:49 cm /1 尺 3 寸 0 分
前巾:23.2 cm /6 寸 1 分
後巾:29.2 cm /7 寸 7 分
衽巾:15.5 cm /4 寸 1 分
褄下:83.6 cm /2 尺 2 寸 1 分
袖巾:34.5 cm /9 寸 1 分
◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:なし
◆商品コード:2020000020387
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
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●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください
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