人間国宝 鎌倉芳太郎 梅と蝶の模様 朧型絵染紬袷着物【未着用品】
¥1,100,000($7,012.40)
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2026年11月2日 10:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
★こちらは
「秋の工芸名品展」https://kawanoya.buyshop.jp/p/00038
にて販売予定の商品です。
昭和に染織家としても、染織研究家としても活躍され、他の追随を許さないような完成度の高い素晴らしい作品を多く残された、人間国宝・鎌倉芳太郎さんの朧型の素晴らしいお着物の作品です。
鎌倉芳太郎さんは、大正末期から昭和初期に沖縄現地で琉球・沖縄芸術関係資料を熱心に忠実に写し取り165.5蒐集されました。
1986年の沖縄県立芸術大学の開学を記念して寄贈されて以来、2007年までを中心に、そのほぼ全てが鎌倉さんのご遺族から沖縄県民のもとへ贈られました。
このうち沖縄県立芸術大学に寄贈された資料はいわゆる「鎌倉資料」の名で沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館に所蔵されています。
写真資料といわれるガラス乾板や紙焼き写真は2000点以上にも及び、その時代最先端とされた写真技術によってなされていましたが、普通の人では3年はかかるであろうといわれた写真技術を3日間で修得されたということにも大変驚かされます。
また「鎌倉ノート」と呼ばれる調査ノートのスケッチも、竹内栖鳳の弟子である穴吹香村氏に学ばれていたため、非常に高いレベルだといわれています。
その鎌倉ノートを筆頭に、写真資料(紙焼き写真)、文書資料、紅型資料(型紙・他)、陶磁器資料と、総数約7500点にも上る膨大かつ貴重な内容ばかりで、のちにその資料も国の重要文化財に指定されました。
残念なことに数年前に焼失してしまいましたが、首里城のその当時の再建も、この鎌倉さんの資料なくしては実現しなかったというのは有名なお話です。
ご本人が染織家として重要無形文化財「型絵染」保持者となり、集めて研究をされた資料が重要文化財となるということは非常に珍しく大きな功績といえるのではないでしょうか。
長年に渡り、これほどまでに調査された琉球文化を、常に客観的な視線で見聞きし研究された功績は大きく、染色においても琉球的なものと日本的なものの対比と調和という形をとり、鎌倉紅型のひとつの個性として表現されていることも素晴らしいと思います。
今回ご紹介させていただく作品は、鎌倉芳太郎作品集に掲載されている「藍紅型梅蝶文紬地長着」と同じ型を使って色違いで制作されたものです。
20年ちょっと前にこちらの掲載作品が仮絵羽の状態で手に入ったことがあり、その時もその作品力に非常に驚きましたが、久しぶりに同じ型の作品に出合ってまた感動を覚え、そしてご縁を感じました。
青磁色を少し濃くしたような・薄青色の地に、とても細かい点描の粒で構成された大小の梅のお花の型を置いて染め抜かれたところに、重なるように梅のお花と蝶々が違う型で染め抜かれ、蒲公英色の黄色、蘇芳香色、銀朱、錆青磁、潤色、小豆色など多色で彩色されて、鎌倉作品ならではの気品の感じられる華やかさを放つ素晴らしい作品です。
鎌倉さんは、発色が綺麗なので好んで本場結城紬の生地を使われていたとお聞きしましたが、こちらのお着物もとてもさらっとした軽やかな質感となっています。
細かい点描の模様も、梅のお花に施された琉球紅型のような隈取りの暈しの美しさも、可愛らしい蝶々の存在も、どこも長い時間眺めていても飽きることのない、他では感じられないような魅力に溢れています。
また、朧型ならではの奥行きのある模様は、彩色された蝶々や梅のお花を浮き上がらせるように効果的に考慮されていて、全体的にもお花が咲いたように華やかに美しく輝いています。
これほどの秀作にはもう出合えないと思うと、この機会にたくさんの方にご覧いただきたいと思ったりするのですが、もしどなたかが手に入れられて実際にお召しになっても、その存在感と迫力のようなものは変わらずに、いろいろな方の目に留まることと思います。
是非このイベントにお越しいただき、実物をご覧いただきたい、とても素晴らしい大変おすすめの逸品です。
【お品物につきまして】
未着用のとても良い状態となっています。
地の色は薄青「和色大辞典 #91b3a7」https://www.colordic.org/colorsample/91b3a7
模様の色は蒲公英色(たんぽぽいろ)「和色大辞典 #ffd900」https://www.colordic.org/colorsample/ffd900
蘇芳香(すおうこう)「和色大辞典 #cc938f」https://www.colordic.org/colorsample/cc938f
銀朱「和色大辞典 #c85554」https://www.colordic.org/colorsample/c85554
錆青磁「和色大辞典 #a6c8b2」https://www.colordic.org/colorsample/a6c8b2
潤色「和色大辞典 #c8c2be」https://www.colordic.org/colorsample/c8c2be
小豆色「和色大辞典 #96514d」https://www.colordic.org/colorsample/96514d
をご参照下さい。
【鎌倉芳太郎】
1898年 香川県に生まれる
1918年 東京美術学校(現・東京藝術大学)図画師範科に入学
1921年 卒業後、文部省の出向で沖縄県で教諭となり、琉球芸術の研究に着手
1923年 東京美術学校研究室に入り、東京大学・教授伊藤忠太氏の指導を受ける
1924年 首里城正殿取毀式を差し止める。尚侯爵家や首里の名家の所蔵品を調査・撮影
1926年 沖縄本島をはじめ宮古島・奄美大島・八重山諸島を調査
1927年 琉球王府紺屋大宗家・沢岻家から型紙や染手本などを入手
1928年 中央学会に琉球の染織を紹介する
1942年 東京美術学校助教授になる
1957年 琉球政府行政主席の希望で、紅型技法の保存と伝統産業の育成に協力するため型紙600点を沖縄に返還
1958年 第5回日本工芸展に「琉球紅型中山風景文長着」を出品し入選、以後毎回入選
1959年 「古琉球型紙」全5冊を刊行
1961年 日本工芸会正会員となる
1962年 日本工芸会の理事となる
1964年 第11回日本伝統工芸展に「印金朧型着物〈そう(※漢字は王へんに倉)〉」を出品、日本工芸会会長賞受賞
1971年 戦後初めて沖縄を訪れる
1972年 琉球政府立博物館で写真展「50年前の沖縄~写真で見る失われた文化財」開催
叙勲
1973年 重要無形文化財「型絵染」保持者に認定される
1982年 「沖縄文化の遺宝」刊行
1983年 死去
2005年 資料が国の重要文化財に指定される
◆サイズ
身丈:165.5 cm /4 尺 3 寸 8 分
裄丈:69 cm /1 尺 8 寸 3 分
袖丈:49.4 cm /1 尺 3 寸 1 分
前巾:24 cm /6 寸 3 分
後巾:29.2 cm /7 寸 7 分
衽巾:15.3 cm /4 寸 0 分
褄下:81.4 cm /2 尺 1 寸 5 分
袖巾:35 cm /9 寸 3 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:なし
◆商品コード:2020000050933
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
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