本田利夫 重要無形文化財越後上布 トンボの絣 単衣着物【中古】
¥880,000
残り1点
COMING SOON
2026年6月13日 10:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
毎年この季節になりますと、宮古上布や越後上布など手元に来てくれた上布の質感やその良さ、そしてお着物としての魅力をどうすればお伝えできるかと思いながら、ウェブのお写真と拙い文章でいろいろとご説明をさせていただいておりますが、手仕事の積み重ねによる賜物のようなその布は、言葉の説明だけではなかなか表せない底から光り輝くような素晴らしい力を持っています。
一年の半分近くが雪に閉ざされる北国の宝の布・越後上布は、越後布から始まり約1200年の歴史を持っています。
近年の越後上布・越後ちぢみの形に近くなった、江戸時代の最盛期には全国的に販路が広がり、年間生産反数が30万にものぼった時期もあるそうです。
それでも40年前には150反あった年間生産反数も「現在は20反くらいでしょうか」とお聞きして驚いてしまいました。
ひとつの反物が出来上がるまでに60~70工程にも及ぶ手仕事の積み重ね、それも卓越した熟練の人の手による高い技術と時間と根気とが必要となり、そうして完成したものにだけ重要無形文化財の称号が付けられます。
各工程の技術者の減少によって、段々と生産数が少なくなるのは仕方のない事かもしれません。
この素晴らしい技術と織物が消える事なく続いてほしいと願うばかりです。
繊細な青苧の苧麻の糸をさらに髪の毛に近い細さにまで裂いて、150㎝くらいの長さのものを手績みによってつなぎますが、経糸だけを考えても約14mの長さで、それを1000~1400本分の長さととなりますと、気の遠くなるような作業です。
専門家の手で行っても一反分の糸を績むのに約1年かかるそうで、そうしてできた糸に手括りによって絣の柄を染め、機にかけて地場で織っていきます。
ずっと以前産地にうかがった際に織られている方にお聞きしましたが、熟練の職人の方が1日かけても織れる長さは20cmくらいだそうで、一反を織るのには最低でも約2、3ヶ月はかかるそうです。
こちらは透き通るような薄紫・鳩羽色の地に、少し大きめの十字絣と、お花のようなトンボのような形の絣が段変わりに織り出されています。
生地の光沢と共に、十字の絣がキラキラと輝いているかのような美しさでうっとりと見入ってしまいます。
季節のものをモチーフにしたような、手描きや友禅染などの麻や生紬などの名古屋帯を合わされたり、型絵染や紅型染などの帯を合わされたり、絽綴れやすくい織や透かし織などの軽やかな帯を合わされたりするのも良いと思います。
夏のお洒落着の最高峰ともいえるような、贅沢感の溢れる素晴らしいお着物です。
さりげなく素敵に着こなして街へお出かけしていただきたいような、とても素敵な大変おすすめの逸品です。
今回のイベントの直前に何点か越後上布や八重山上布なども入荷しております。ウエブでのご紹介が間に合っていませんが、是非事務所にお越しになられて、実物をご覧くださいませ。
【お品物につきまして】
リサイクル品ですが、未着用に近いとても良い状態となっています。
衿裏には絹の絽の生地が、居敷当には絹の羽二重が付けられたお仕立てとなっています。
◆サイズ
身丈:166 cm /4 尺 3 寸 9 分
裄丈:68.6 cm /1 尺 8 寸 1 分
袖丈:51 cm /1 尺 3 寸 5 分
前巾:25 cm /6 寸 6 分
後巾:30.6 cm /8 寸 1 分
衽巾:15.2 cm /4 寸 0 分
褄下:80 cm /2 尺 1 寸 2 分
袖巾:34 cm /9 寸 0 分
◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:証紙、反端、たとう紙、箱
◆商品コード:2020000047889
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイドをご参照ください
-
レビュー
(89)
