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屏風たたみの模様 型絵染 科布八寸名古屋帯【中古】

¥154,000

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科布ならではの弾力性と張りのある生地が濃い深緑・黒緑色に染められ、幅の広い紙がジグザグと屏風たたみにされたような連続模様が型絵染で染められた、民芸的な味わいがとても魅力的な八寸名古屋帯です。
屏風たたみの縞の部分の地は、顔料で染められておらず、科布の糸の質感がわかるように染め抜かれていて、臨場感が感じられるのもまた面白く見ることができます。

科布は、現在では山形県と新潟県の一部の地域のみで生産されている希少性の高い織物です。
その歴史は古く、日本人が食べ物を自給自足していたのと同じく、身に着けるものを身近な植物や樹木の皮などから採集して繊維にして編んだり織ったりしていた時代にまでさかのぼりますが、一説には縄文時代から弥生時代ともいわれています。
そういった古代からある麻や葛、藤などの原始布といわれるもののひとつです。
梅雨の雨で樹木がしっとりと濡れているころに、科の木の樹皮をはがす科剥ぎ(しなはぎ)といわれる男性のお仕事から始まります。
それを持ち帰り、木の灰汁で一昼夜煮出しをしたものを、熱が冷めないうちにほぐして一枚一枚薄く剥がしていき、川で綺麗に洗ったものを、冬が来るまで屋根裏などに保管しておくそうです。
そして雪が多くなり、農作業もできない季節になると、それを取り出して今度は女性の手によって糸績みの作業が始まります。
そうして根気よく手績みされた糸は、いくつかの工程を経て機にかけて織られますが、科布を織る時には糸を濡らして行われるそうで、冬の寒い日には濡らした糸からつららが下がったりもしたそうです。
先人の知恵と工夫の末に編み出された自然布のひとつではありますが、過酷な環境の中で連綿と伝えられ受け継がれた、貴重な染織品であることには違いありません。

こちらの帯ですと、夏のお着物に合わされるのはもちろん素敵ですが、原始布は本来夏だけのものではなく防寒の意味合いも持つものでしたので、近年では早くから気温が高くなる点からも、単衣の紬のお着物などに合わされても問題ないと思われます。
夏になりましたら、夏大島や夏結城、夏塩沢、夏琉球絣、絹芭蕉や明石ちぢみなどのお着物と合わされたり、小千谷ちぢみや宮古上布、越後上布、八重山上布などの麻素材のお着物と合わされたり、長板染の木綿のお着物などと合わされたりと、いろいろとお楽しみいただけるのではないでしょうか。
素材の奥深い味わいが伝わってくるような、シンプルな模様にも魅力を感じられる、大変おすすめの逸品です。

【お品物につきまして】
リサイクル品ですが、シミや汚れはなく良い状態となっています。
手先から約45cmまで半分に折ってかがられた松葉仕立てとなっています。
おそらく一回程度の使用かと思われますが、胴の無地部分の手先に近い方に、半分に折った折れ線が少し見られます。

地の色は黒緑「和色大辞典 #27331e」https://www.colordic.org/colorsample/27331e
模様の色は岩井茶「和色大辞典 #6b6f59」https://www.colordic.org/colorsample/6b6f59
香染「和色大辞典 #b3814f」https://www.colordic.org/colorsample/b3814f
をご参照下さい。


◆サイズ
長さ:382 cm / 1 丈 0 尺 1 寸 1 分
太鼓巾:31.5 cm / 8 寸 3 分

◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:なし

◆商品コード:2020000047179

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