縞に絣の模様　全通　麻八寸名古屋帯【未着用品】

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経糸に少し節の見られるざっくりとした麻の糸を使用して、両端と真ん中には象牙色と濃い藍・鉄紺色で縞が織り出され、その間にはそれより少し細い糸で濃い藍・紺青色、銀鼠色、紺鼠色の段になった絣の模様が織り込まれた、手織りの味わいがとても魅力的なお洒落な夏の八寸名古屋帯です。
全通の柄付けとなっていて、括りの絣糸で染め分けられた段の絣足も手仕事の証のようですが、それを全通に染められているのも少し贅沢に感じられます。
こちらの帯は、おそらく滋賀県の秦荘で織られたものではないかと思われます。
琵琶上布を生産されていた地域で、古くから麻の織物を盛んに織られていましたが、近年では織元さんも少なくなっているそうです。
縞の模様のところに入れられた節のある糸が全体に野趣味を持たせていて、どことなく存在感もある帯となっています。

こちらの帯ですと、あまり透け感はありませんので、単衣の頃からお使いいただけると思います。
結城ちぢみや小千谷の絹ちぢみ、大島紬や塩沢の単衣のお着物などに合わされて、その後のシーズンには夏大島や夏結城、夏塩沢、明石ちぢみ、絹芭蕉などの夏紬のお着物と合わされるのと良いのではないでしょうか。
また盛夏には宮古上布、越後上布、小千谷ちぢみなどの麻素材のお着物と合わされるのも良いと思います。
意外といろいろなお着物とすんなりと合わせていただけて、ご着用期間も長く、きっと重宝していただけることでしょう。
絣で染め分けられた藍の濃淡の段の模様がとても素敵で、手織りならではの風合いが味わい深く、長くご愛用いただけると思える、とても魅力に溢れた大変おすすめの一点です。
未着用品。

手先から約30cmまで半分に折ってかがられた松葉仕立てとなっています。

地の色は象牙色「和色大辞典　#f8f4e6」https://www.colordic.org/colorsample/f8f4e6
縞の色は鉄紺「和色大辞典　#101033」https://www.colordic.org/colorsample/101033
絣の色は紺鼠「和色大辞典　#44617b」https://www.colordic.org/colorsample/44617b
銀鼠「和色大辞典　#afafb0」https://www.colordic.org/colorsample/afafb0
紺青「和色大辞典　#14264d」https://www.colordic.org/colorsample/14264d
をご参照下さい。


◆サイズ
長さ：372 cm ／ 9 尺 8 寸 4 分
太鼓巾：31.6 cm ／ 8 寸 4 分

◆詳細
状態：未着用品
付属品：なし

◆商品コード：2020000037279