芙蓉のお花の模様　手描染め分け　夏名古屋帯【中古】

凹凸感の少ない絹紅梅の織りの象牙色の生地に、お太鼓からタレに向かって紅消鼠色と紫鼠色で染め分けられ、風に揺らぐように生える粟と、それを背景にしてやわらかいお花をつけた芙蓉が手描きで描かれた素敵な夏の九寸名古屋帯です。
芙蓉のお花は7月頃から10月頃まで咲きますが、朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう一日花で、その儚げな様子から「繊細な美」「しとやかな恋人」などといった花言葉がつけられています。
水彩画のような透明感のある雰囲気がとても活き活きと描かれていて、風の渡る涼しげな夏の風情が伝わってくるようです。

こちらの帯ですと、柔らかい素材のお着物にも、趣味系の紬類のお着物にも、広い範囲に合わせていただけるのではないかと思います。
紋紗や絽の無地、江戸小紋、小紋などのお着物に合わせて、お茶のお席や和のお稽古の会などにお召しになるのも良いと思いますし、お食事の会や観劇、美術館、音楽鑑賞などのお出かけにも良いですね。
また、夏大島や夏塩沢、夏結城、夏琉球、明石ちぢみなどのお着物に合わされるのも良いと思います。
宮古上布、越後上布、小千谷ちぢみなどの麻素材のお着物との着こなしも良いのではないでしょうか。
広範囲にいろいろなお着物と合わせて、盛夏を通して秋口の単衣のお着物にもお召しいただけると思います。
水彩画的なほんわかとした雰囲気を、染め分けの濃い紅消鼠色がキリッと引き締めてくれているようで、そのコントラストも絶妙でとてもお洒落さの感じられる、大変おすすめの一点です。

❗❗❗全体的には非常に良い状態ですが、ご着用時には出ないお太鼓山と前柄の間の部分に、薄く黄色っぽいシミが見られます。
ご着用には問題ないと思われますが、そのためお値打価格とさせていただいております。❗❗❗

地の色は象牙色「和色大辞典　#f8f4e6」https://www.colordic.org/colorsample/f8f4e6
染め分けの色は紅消鼠「和色大辞典　#4d4343」https://www.colordic.org/colorsample/4d4343
紫鼠「和色大辞典　#71686c」https://www.colordic.org/colorsample/71686c
花の色は榛色（はしばみいろ）「和色大辞典　#bfa673」https://www.colordic.org/colorsample/bfa673
葉の色は天鵞絨（びろうど）「和色大辞典　#2f5d50」https://www.colordic.org/colorsample/2f5d50
墨「和色大辞典　#595857」https://www.colordic.org/colorsample/595857
粟の色は桑茶「和色大辞典　#806840」https://www.colordic.org/colorsample/806840
をご参照下さい。


◆サイズ
長さ：366 cm ／ 9 尺 6 寸 8 分
太鼓巾：31.2 cm ／ 8 寸 3 分
前巾：15.8 cm ／ 4 寸 2 分

◆詳細
状態：リサイクル品
付属品：なし

◆商品コード：2020000037293