















日本工芸会正会員 和泉明 「斜文取格子文」 本羅織 二部式袋帯【未着用品】
¥88,000 税込
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本羅織ならではの斜めの線がすっきりとしたモノトーンの色合いで、斜め縞と格子の模様を構成している、日本工芸会正会員である和泉明さん作のとてもお洒落な雰囲気の二部式の袋帯です。
羅織は緻密な計算からはじまり、模様に合った糸選び、染色、作品に合わせた織機の調整など、実際に織り始めるまでにも数々の工程が必要となりますが、和泉さんはその全工程をお一人でこなされて、優れた作品をつくられます。
羅織はからみ織や捩り織とも呼ばれ、経糸同士が平行になるのではなく、絡み合ってその間に緯糸が通り、程よい隙間ができる性質上、菱の文様が多く見られますが、その気品のある佇まいからも夏のお召し物として高い人気を誇っています。
古くは紀元前の中国で織られていた記録があり、日本には4~5世紀頃に伝わってきたそうで、平安時代の貴族の間でも非常に好んで着用されました。
応仁の乱で京都の生産者などの家屋が焼失してしまい、その頃に途絶えてしまったと言われています。
昭和に入ってから、何人かの研究者や制作者が研究を続けて復元に成功しましたが、やはり非常に複雑な織物であることから、現在でも高い技術を持つ方のみが制作されています。
和泉さんもそのお一人で、繊細なこの織物を実現される技術を持っていらっしゃいます。
「振絵(ふるえ)という特殊な機織の装置を駆使して生み出される複雑な経糸の絡みは、籠綟と網綟の粗密によって典雅な菱文様を形成する。」
(日本工芸会の和泉さんの作品に書かれている解説より)
羅織の特性を活かされてそれをシャープなラインの文様に織り上げられた、素晴らしい帯です。
こちらの帯ですと、柔らかい素材のお着物にも、趣味系の紬類のお着物にも合わせられますので、広い範囲にお召しいただけると思います。
単衣の頃からお使いいただけますし、盛夏の絽縮緬や紋紗などのお着物と合わされますと品格のある着こなしをお楽しみいただけると思います。
お茶のお席や和のお稽古の会などにも良いと思いますし、お食事の会や観劇、芸術鑑賞などにお召しになるのも良いでしょう。
また、夏結城や夏大島、絹芭蕉のお着物や、更紗模様や型絵染などの紬紗などの染め紬のお着物などと合わされたり、無地感覚の麻素材のお着物などと合わされたりするのも良いと思います。
羅織ならではの格調高さとモダンさがミックスされた、とてもお洒落な佇まいの大変おすすめの逸品です。
未着用品。
お太鼓山に手先が付けられた形の二部式のお仕立てとなっています。
お納めするときに、完成した形になるように畳んでお送りしますので、ご参考にされてください。
地の色は黒「和色大辞典 #2b2b2b」https://www.colordic.org/colorsample/2b2b2b
縞の色は墨「和色大辞典 #595857」https://www.colordic.org/colorsample/595857
薄鈍(うすにび)「和色大辞典 #adadad」https://www.colordic.org/colorsample/adadad
絹鼠「和色大辞典 #dddcd6」https://www.colordic.org/colorsample/dddcd6
をご参照下さい。
◆サイズ
太鼓巾:31 cm / 8 寸 2 分
前巾:31 cm / 8 寸 2 分
胴の長さ:178 cm / 4 尺 7 寸 1 分
◆詳細
状態:未着用品
付属品:反端、桐箱
◆商品コード:2020000036883
●ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。ご了承くださいませ。
●お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。お気軽にご相談ください。
●商品は他サイトでも販売しております。その為ご注文いただいても売り切れとなっている場合もございます。売り切れの際はご容赦ください。(お問い合わせ頂ければ確実かと存じます。)
●寸法・採寸についてはショッピングガイド(https://kawanoya.buyshop.jp/p/00001)をご参照ください。
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¥88,000 税込
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